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【決定版】美味しくてかわいいりんご飴の作り方 by りんご飴マン
更新日:2015年05月10日
青森にノリで移住した、りんご飴マンです。
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さて、今回は僕そのものであるりんご飴の作り方を
みんなに伝授したくて書いてみることにするよ。
実はずっと前に簡単なりんご飴の作り方を
書いたのだけど、
あれから大量のりんご飴の作っていくうちに
コツや気を付けるべきことが分かってきたので、
今回はそこを踏まえた完全版としてご紹介しよう。
ふんふん。どれも「りんご飴あるある」だね。
みんなも一度はぶつかった壁じゃないかな?
これらのお悩みを解決できるように解説していこう!
※本解説はあくまで飴マンの経験則に基づいた見解です。
美味しい作り方の1つとしてご覧ください。
さて、まずは用意する材料だね。
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・りんご 適量
・砂糖 500g
・食紅 付属スプーンで摺り切り4~5杯
・水 150cc(砂糖100gで30cc計算)
・ドッグ棒(なければ割り箸) 適量
※温度計、計量器、クッキングシートも
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これでりんご飴を約8~10個作れますが、
「そんないらねぇよ!」って方は
砂糖300gとかで作ると節約できるかもしれません。
その場合お水は90ccだね。
でもどうせならたくさん作って
ご家族や友達に無理やり渡しましょう。
【ポイント①】
一般的にりんご飴のりんごは
「姫りんご」や「アルプス乙女」を使っているけど、
飴マン流は「ふじ」や「サンふじ」の小玉を
使っているよ!
小さなりんごは酸味が強く、甘くて美味しいりんご飴には
やっぱり生食でも美味しいりんごに限るんだ。
「紅玉」も元々小玉に近いからたまに使っているよ。
ちなみに「気泡のない、綺麗なりんご飴を作りたい」
とたまに相談されることがあるんだけど、
実は気泡の多いりんご飴は新鮮さの証、という説もあります。
これは温度や保存状態など様々な条件が
関係しているようですので
「永遠の謎」としてご理解ください。
お祭り屋台で良いりんご飴を引き当てるコツですが、表面にぶつぶつの気泡が浮いていたらそれは高確率でふじりんごです。しかも新鮮な可能性があります。それが見つからなかったらぶどう飴に注目してください。飴の耳が大きければその人の飴は上手です。 pic.twitter.com/6QHJBrkjKB
— りんご飴専門店ポムダムールトーキョー (@pomedamourtokyo) January 31, 2015
【ポイント②】
下準備として、りんごは軽く水洗いしたら
よく布で磨いておくこと。
水滴が残っていると飴がよく絡まなかったり、
飴が溶けやすくなる原因となるよ。
それに、ビックリするくらいピカピカになるよ。
皮ごと丸かじりするんだから、よく磨いておこう。
りんごのへたは取らずにそのままにしているよ。
その方がかわいいから。
ドッグ棒を刺すときは自分のお腹にりんごを当てて
切腹するように刺すと綺麗にさせるかも。
(何言ってるか分からないよね、ゴメンね。)
刺す深度のイメージは実の真ん中よりちょい先くらい。
貫通して無理やり何度も位置を直したり、
グリグリとまわしながら押し込むと
ゆるゆるになっちゃうから気を付けてね☆
★STEP①
砂糖と食紅、水を合わせてよく混ぜよう。
【ポイント③】
この時、砂糖と食紅を先に入れ、ある程度混ぜてから
お水を入れること。
いっぺんにやると食紅のダマが上手く混ざらなくて、
均等に赤くならない時があるよ。
★STEP②
よく混ぜて、こんな感じになったらOK。
中火と強火の間くらいでFIRE!!
★STEP③
しばらくするとこんな感じで
マグマがぐつぐつしてくるよ。
【ポイント④】
この時、絶対に混ぜたりしないこと。
結晶化してしまい、見るも無残なりんご飴になるよ。
絶対に放置。それが綺麗に作るための極意です。
★STEP④
140°~150°くらいになったら絡め時。
ベストは150°。温度がりんご飴作りで一番大事。
150°を超えて160°くらいになると突然焦げて
にが〜い飴になってしまうので気をつけて。
プリンの上の黒いやつ、カラメルになってしまうのさ。
火を止めて、鍋を斜めに傾け、棒をクルっと回して飴に絡めるよ。
【ポイント⑤】
1~2回転程度にとどめていくこと。
過剰につけると飴にムラができるよ。
あと2度漬けは絶対厳禁。殴ります。
★STEP⑤(※飴マン流)
飴を絡めたら、余分な飴を数回「きる」。
ラーメンの湯きりのように複数回飴をきってから
クッキングシートの上にペタンと置いてね。
飴が厚くなりすぎると食べにくかったり、
パリッとした飴にならないことがあるんよね。
あと、広がりすぎた「つば」は
個人的に美しくないと思っているからなんよ。
3~4分冷ましたら完成。うぇ~いwww
どう?簡単でしょ?
りんご飴は不思議なことにりんご飴は個体差があって、
同じりんごでも上手くできるときとできないときがある。
でも一番大事なのは気持ちであって、
形がいびつでも、気泡があってもいいじゃない。
チョコペンを使えばメッセージや絵を描くこともできる。
母の日に「お母さんありがとう」と書いて
プレゼントしてみてはどうだろう。
当たり前のようにいる母親に、
何気ないりんごのプレゼント。
高価で背伸びをした贈り物を送るより、
日頃の感謝の気持ちを伝える最適の贈り物じゃないかな。
もちろん恋人へのプレゼントや、
結婚記念日にプレゼントしてもいいだろう。
水飴をつければお菓子もトッピングできるね。
ちょっとしたアートにもなるから、
食べるのがもったいない。
喧嘩をした後に、鉄球のりんご飴をあげてもいいかもしれない。
自分の怒りをアピールし、
食べてもらうことで仲直り間違いナシ。
いかがだったであろうか、美味しいりんご飴の決定版。
アイデア次第で十人十色になる不思議な食べ物だから、
是非皆さんで色々と試して遊んでほしい。
そして、どんな時でも皆で笑いながら
りんご飴を頬張る風景が見れることを楽しみに、
これからも色々な人に伝授していきたいよ。