弘前市の観光協会に勤める大きな黒ぶちメガネの新人・サクラ。やる気はあるがいつも空回りの問題児。
今日もさくらまつりの準備に駆り出されては、叱られながらも大勢のお客さんを夢見て働いていた。

日本最古の桜・ソメイヨシノの管理を任されていたサクラだったが、ある日まさかの不祥事を起こしてしまう。

自暴自棄になっているサクラのもとに、頼もしい（？）味方が現れる。

エリート気質のコンニャク、天然全開のトウモロコシ、紳士で優しい落ち武者、陽気な関西弁のたこ焼き、そしてひねくれ者のりんご飴。
それはこの公園ではおなじみの少し不気味な、でもどこか憎めない、出店の妖怪たちだった。

妖怪たちと団結しサクラは「奇跡」を起こすことができるのか!?

おはよごす〜。脚本担当のりんご飴マンです。この度、4 月から弘前に移住することになりました!弘前の自然、文化、食、そして人情に恋してやってきました。これからもどうかお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

さて、劇団 RINGOAME も旗揚げ公演から 2015 年 5 月 6 日でぴったり一年。ドタバタや波乱を巻き起こして、最後には感動を生み出してくれる不思議なエンターテイメントだと毎回思いますが、今回は日本一の弘前の桜を舞台に物語を書き起こしてみました。

皆さんは「マーフィーの法則」をご存じですか?科学的根拠はないけれど、誰もが体験する不思議でちょっぴり悲しい「あるある」な出来事。「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地してしまった...」、「洗車しはじめると雨が降る...」、「満員電車で立っている時、自分の前の席だけが空かない...」。どれも一度は体験したことがあるんじゃないですか?

この物語の主人公、サクラちゃんも様々な不幸に巻き込まれます。「どうして私だけがこんな目に!」と叫びたくなるような、まるで自分だけが運に見捨てられたような日もありますよね。

だけど、運を取り戻すのも自分次第。誠実で、まっすぐで、正直な人にはいつだって仲間がいます。たとえ悲しいことや辛いことがあっても、最後にはプラスマイナスゼロ。人生捨てたもんじゃないよ、というメッセージを劇団の成⻑とともに楽しんでいただければ幸いです。

りんご飴マン（@ringo_a_me）

開催日時

2015年5月6日(水・祝)

[午後の部]
開場13:00 開演13:30

[夜の部]
開場17:00 開演17:30

一般/1,000円 中学生以下/500円
（チケット1枚につき3才以下1名無料）

開催場所

「ヒロロ」4F弘前市民文化交流館ホール（全席自由）