りんご飴 [ringo-a.me] – 泣く子が叫ぶ爆発りんご飴サイト

時はさかのぼり、初春の訪れを感じる暖かい気候のある日。

りんご飴マンは温泉に一人旅に来ていた。

 

女の子からLINEで既読スルーをくらい、

すさんだ心を癒す旅に出たのだ。

 

ここは加賀温泉郷の一角を占める山代温泉。

紅殻格子の美しい街並みと北陸随一の古湯があるという町。

慰安旅行にはもってこいだ。

 

加賀温泉には「LADY KAGA」という

おもてなしの心を持った加賀の女性をPRしている。

独特の切り口で故郷を盛り上げる素晴らしいプロジェクトだ。

 

さて、山代温泉を散策していると、 初めて来たとは思えない光景に出会った。

 

どこかで見たことのあるおじさんが謝罪会見を開いていたり。

 

美女がりんご飴持って歩いていたり。

 

激レア非販売のりんご飴マンバッヂをおねだりしてくる女子がいたり。

 

一人でやっても誰も見てくれないのを分かっていたのに

根拠のない自信が行動を掻き立て、地味に傷ついたり。

まぁ色々だ。

 

 

ところで、りんご飴マンと言えば水曜日のカンパネラやりんご音楽祭、

りんご飴音楽祭など音楽とは切っても切れない関係だが、

偶然にも山代温泉も音楽が盛んな地であった。

まさにりんご飴マン歩くところに音楽あり、だ。

 

ちょうどこの時期は「山代温泉ライブサーキット」という

加賀温泉郷フェスと「音泉温楽」という温泉好きが集まって

ゆるりと音楽を嗜むフェスとのコラボイベントの日であった。

 

よっしゃ！そしたら温泉＆お酒と音楽をゆるりと楽しんで

楽しそうな写真をいっぱいFacebookにあげて

リア充アピールしてやるぅぅぅうううぅぅぅ！！

 

イベントの会場はなんと旅館。

「葉渡莉」は、木の温もり、葉の優しさを十分に感じることのできる、

自分のご褒美に、または恋人と行きたくなる 気品あふれる素晴らしい旅館だ。

 

素敵なところ！！！！

 

ステージはこのように大広間で座布団を敷くという、まさに温泉スタイル。

湯上りに生ビールを飲みながらのんびり観るのも良さそうだ。

 

「Beauty × ringo-a.me」でも公開したチャラン・ポ・ランタンや

前野健太＆大森靖子、そしてHALCALIのHALCAさんを

間近で見ることができるのは貴重な機会。

 

最後のビッケとカツマーレーさんの

唄っていた歌は今でも忘れられない。

 

 

何度でも　何度でも　この町に帰ってくるよ

凹んだいた　からっぽだった　埋まらないと思っていた

心に少しの安らぎを　あなたは微笑んで僕に言う

「こんがんきまっし、加賀温泉。おもてなしをあげましょう」

 

なんという温かい歌だろう。

 

ウクレレの心地よいサウンドを背景に、

会場全体が瞬く間に ほっこり優しい、

愛に包まれた空間に変わる。

 

 

あぁ、ここは彼らの故郷なんだ。

ここに帰ってくれば、 待っててくれる人がいる。

少し疲れた羽を休める場所なんだ、と。

 

いつの間にかりんご飴マンは、彼らに交じって唄って踊った。

今日突然現れたこの生ゆるキャラをも彼らは笑顔で迎えてくれた。

 

こんな場所がみんなにあったら素敵だろうな。

力まずに、気がついたらみんなで笑いあえる空間が。

 

故郷は、その土地に生まれ育った人だけのものではなくて、

この土地を好きになった人が集まる場所だと思う。

 

これまでも言い続けてきたように、

そしてこれからも言い続けるつもりだが、

関係のない人が関係のない人を呼び、

気が付いたら真っ直ぐに伸びた円を歩いてる。

同じことの繰り返しではなくて、みんな前を向いて歩く。

そんな活動をりんご飴マンはしていきたいんだ。

 

うぉぉぉ、何を落ち込んでいたのだ私は！！

慰安旅行とか言ってる場合じゃない。

山代温泉が思い出させてくれた私の理想郷を実現するために、

精力的な活動再開じゃ～～～！！！！！

 

 

 

あ、でももう夜だから寝なきゃ。明日から頑張ろう。

それではおやすみなさい・・・。