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りんご飴探求の旅〜縁日とBAR

りんご飴を見たことがないなんて・・・(前回の記事参照
玉田さんの発言にショックを隠しきれなかった私は再び弘前へ戻っていた。

何を探すでもなくふらふらと彷徨っていると蒼い弾丸が、いやカラフルなのぼり旗と浴衣を着た子供たちが見えた。どうやらどこかで縁日が行われているらしい。

小さな路地を曲がると活気のある声と懐かしい屋台が所狭しと並んでいた。
焼きそば、焼き鳥、イカ焼き、たこ焼き、射的に金魚すくい。
見慣れたラインナップながら確かに存在感のある光景にワクワクを隠せない。
そう、このラインナップの中に「あれ」がないわけがない。

アッタ━(゚∀゚)━!


!?

違った。いちご飴だこれ。
青森ではいちご飴が主流なのか・・・。

りんごの生産量が全国一位である故、消費量も一位なのだろうと勘違いしていた私は見ていてお笑いだったぜ。

しばらくショックで言葉を失っていたが、段々とりんごの聖地であるこの街でりんご飴が普及していないことに怒りを覚え、その矛先をいちご飴に向けることにした。

許さない。絶対に許さない。
「いちごは小粒でもぴりりと辛い」ってやかましいわwww

なのでりんご飴の方が夏の屋台に相応しいことを、自身がインフルエンサーとなりこのコミュニティーに伝えようと決心した。
そのため、まずはいちご飴を買った。激しくディスってやる。

甘くて美味しい。
小さいからキャンディー感覚で食べられるし、いちごの甘みがべっこう飴の甘さとマッチして程よいハーモニーを奏でている。

何よりこのシルエットが可愛らしい。小粒だから大量生産も容易だし、テーブル一杯に並べればちょっとしたパーティーになるのではないか。

こうして私はるんるん気分で縁日を後にするのだった。

あっという間に日が暮れ、ホテルのチェックインし、荷物を置いた私は何故かまぐろ丼を食べに行った。海沿いなだけに流石に美味しかった。

そして温泉に行き、酒を飲み、なんかもう普通に観光していた。
いちご飴のことなどもう忘れたかったが、否定できない完敗劇に前を向いては歩けなかった。

涙で前が見えなくなる頃、青森駅前の商店街に、少し奥まった場所にあるBarを見つけた。
赤い大きな文字で「どんだBar」と書いてある。
既に少し酔っ払っていたが、飲み直すことにした。

「どごさがら来だっぺだぁ?」※イメージです

「!?」

「どごさがら来だっぺだぁ?」※イメージです

「東京です…」

濁点の多い方言の主はバーテンダーをしているヒロミさんだ。
20歳前後の女性で、明るく丁寧な口調で話してくれたのが印象的だった。
例の質問をぶつけてみる。

「ん”-り”ん”ご”飴ってぇーのは青森じゃみだごどないなぁー。こっちではいちご飴じゃべんね。んでも、りんご飴持っているおんな”のごいたら凄くかわいいとお”も”うよー。お”も”しろいごと、や”ってるねー!はやぐ東京さいぎたい”!」※イメージです

もしかしたら東京にはこんな連中がわんさかいると勘違いさせてしまったかもしれないが、
暖かい言葉を貰い、ちどり足で歩く頃にはすっかり元気になっていた。

写真はぼけてしまったが青森美人なお方でした。

弘前駅周辺の人々、りんご研究所の玉田さん、そしてbarのヒロミさんもりんご飴を見たことがなかったので、おそらく知名度は皆無に等しいのだろう。

しかし、だからこそ青森の皆さんに美味しいりんご飴を作って食べて貰うようなイベントをやりたいと思った。青森の代名詞である最高のりんごを使って。

暖かい人たちに出会い、青森の初日はこうして終わった。
もっともっと青森のことを、りんご(飴)のことを知るために明日も頑張ろう。

次回、「りんごワーク研究所」。りんご飴に、俺はなる!

(文:下田翼)

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