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りんご飴探求の旅〜りんご研究所

新青森駅から 弘前駅、乗り換えで黒石駅。そこからタクシーで5分ほど。2時間かけて向かった先は「りんご研究所」。腰が痛い。あと女子高生がかわいかった。

りんご研究所は平成21年4月に県の試験研究機関を統合して設立した地方独立行政法人青森県産業技術センター農林部門の研究機関で、果樹の専門研究所として、りんご、おうとう、西洋なし、ぶどうなどの試験研究に取り組んでいる。

敷地内にはりんごの樹がズラリ。

収穫は早くて8月下旬からなのでまだまだ未熟。

その中にある洋風の建物がりんご史料館。いざ突撃インタビュー。

温かく迎えていただいたのは玉田さん。昭和35年からりんごの研究をしている、とても博識なお方。

施設は2階建ての小部屋ごとに展示している内容が分かれており、りんごの品種から歴史、流通、機能と健康、映像シアターなど充実しすぎているまさにりんご史料館なのだ。

━━ りんごいっぱい。りんごって何種類くらいあるんですかね…

う~ん、500種類くらいはあるんじゃないですかねぇ。ベースとなるりんごがあって、品質改良や貯蔵の関係で毎年品種を増やしているのです。

━━ 「こうたろう」「わりんご」「マッキントッシュ」…ユニークな名前のりんごも多いですが

最近だと名付け親を公募しています。まだ名前が付けられていない新種も多いですよ。

━━ そもそも青森って何でりんごで有名なのでしょう…

要するにりんごってのは北向きの果物で、寒暖の差が激しければ激しいほど美味しいりんごが育つんですよ。長野でもりんごは有名ですが、あそこは(青森と比べれば)暖かいですよね。

りんご凄い。

━━ りんごってどれくらいからみんなムシャムシャ食べていたんですかね…

明治頃からですね。ただ当時は数も少なかったので一般的に食べれるものではなかったようですが。

━━ OH!じゃあいっぱいりんごの品種を作って生産性を上げた結果、代表的な果実になったのですNE!

いえ、実はそうでもないんです。いくら研究所で美味しいりんごができたと言っても、全国の皆さんが「美味しい」と言わないと認められないのです。更に貯蔵力も必要になりますので、「ふじ」のような長持ちして味の良いりんごしか世の中に出ていかないのです。

━━ なん…だと…。じゃあこんなにある品種も、厳しい審査をPASSしてきた猛者なのかい。

土壌は大きく分けて4種類。それぞれの土地でどのように肥料を与えればりんごが上手く育つかも日々研究しているのだ。

━━ マメコバチってのが…りんごの樹に花粉を付けていくんですかね?

はい。このハチが見つかるまでは人間がひとつひとつ花粉を付けていたのですよ。
りんごは同じ品種同士じゃ実を付けれないので、受粉は手間がかかっていました。

━━ え!?じゃあ「ふじ」だけあっても実は成らないのですか!?

うん。

(  ゚д゚ )

( ゚д゚ )

知らなかったぜ…。深いぜ、りんご。
(「子供みたいですね」と言ったが玉田さんは無反応)

そろそろ本題に。

━━ りんご飴ってあるじゃないですか。

えぇ。あの、りんごの周りに水状の飴を付けるやつですかな。

━━ いえ、べっこう飴ですかね。

あぁ~。青森だとあんま見ないですね。バナナとかなら見るかな。
いやぁ、こっちでは見ないですね。うん、見ない。

こうして僕らのりんご飴の旅は終わった。

しかし玉田さんは言ってくれた。りんご飴に合う品種を探し出すこと、それがおまえの役目だと…。小さいりんごは酸味が強いし、大きなりんごは持ちにくい…。かわいく、美味しいりんごを探すことができたとき、僕は本当の意味でりんご飴になれるのだと。

そう思ったら、いてもたってもいられない。
玉田さんにお礼を言い、早々に足はバスに乗り込み黒石駅へ向かっていた。

そう、僕はそのとき信じていなかった。青森県にりんご飴がないなんて…。

次回、「縁日とBAR」。
りんごの心は津軽の心。

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