突然だが、皆さんはこの騒動を知っているだろうか。

 

高円寺の公式キャラクターを募集したところ、

全然関係ないゆるキャラが応募要項を完全無視して

応募してきた、という内容である。

http://togetter.com/li/690906

 

次々に応募してくるシュールなゆるキャラたちを

「中の人」が絶妙なコメントで軽くいなしていく

やり取りが話題になり、このニュースは瞬く間に拡散されてゆき

togetterのまとめページは40万PVを突破。

（2014年7月20日現在）

 

平和な日本らしい、

のほほんとしたニュースである。

 

ただ１つ、想定外だったのは

 

 

りんご飴マンが取り上げられたことである。

 

 

 事の始まりはこのポスターを帰り道で見たことだった。

 

「高円寺キャラ大募集」・・・。

これまで青森や長野、そして加賀温泉など

様々なところで活動をしてきたりんご飴だったが、

ホームであるはずの高円寺からは 一切声がかからず、

首をかしげる日も少なくはなかった。

 

 

そんなときに突然高円寺側が公式キャラを募集。

 

 

 

「あっ、僕だな」って思った。

 

ようやく高円寺が僕を求めてくれたと思うと

高鳴る気持ちを抑えることができずに、

高円寺商店街連合会に風の如くメールを送った。

 

 

そのメールがこちらである。

 

 

数時間後、ご担当の方から

「キャラクターを正面から描くものなので

今回の応募作品ではその要件を満たしていないかも」

という旨の返信をいただいたので

 

「ああ、正面の画像があれば採用されるのか」と理解し

これを送り付けた。

 

今思えば何であの文脈からこの解になるのか

自分自身に問い詰めたいところだが、

リアルガチで何の疑いもなく送ってしまったのだから

どうすれば未然に防げたかは皆目見当つかない。

 

 

その後、他のゆるキャラの皆さんによる

怒涛の投稿ラッシュがあったことは冒頭述べた通りだが、

後日、Twitter民に大きな誤解を与えてしまったことに気がついた。

 

僕のこのピュアな気持ちが全然伝わっていなかった。

※りんご飴マンは1％の事実を100％に誇張してしまう癖があります

僕は本当に、リアルガチ応募しただけなのに・・・。

 

このままでは商店街の人にイタズラだと思われて

落選してしまうかもしれない・・・。

 

いてもたってもいられないりんご飴マンは、

何かを思いついたかのように家を飛び出した。

 

 

行先は、1つしかなかった。

 

 

 

商店街連合会に突入。

Twitterの「中の人」に今回の騒動をお詫びをしよう。

そしてりんご飴マンが当確になっているかを直接確かめよう。

 

中からタイピングの音がする！

誰かいそうだ。

 

すいませ～ん

 

――あっ・・・。もしかして「中の人」ですか？

まぁ、そうですね。

 

あっさりとお会いすることができたが、

りんご飴マンを公開処刑ユーモアたっぷりに

ご紹介くださった「中の人」と感動の対面！

 

 

あのう、この度の騒動は本当に、本当に・・・

 

申し訳ありませんでした！

 

――お詫びにこれを・・・

なんですかこれは？

 

「・・・りんご飴じゃないですか。」

 

（やばい・・・！怒らせちゃったか！！？）

 

 

「自分りんご飴好きなんですよ～♪」

 

よかった！何とか許してもらえそうだ。

 

早速、今回のキャラ募集について

いくつか聞いてみることにした。

 

――今回の応募についてですが、騒動が起きるまでは

どれくらい応募があったのですか？

応募開始から1か月以上で20件くらいですね。

全然応募が少ない状況でした。

 

――なるほど。それで、騒動が起きてからは

いかがでしたか？

応募自体は200件を超えましたね。

 

――おお！やはり凄い反響だったのですね！

その半数は悪ふざけでしたけどね。

 

――なるほど・・・。それは災難でしたね。

・・・。

 

――応募自体はある程度集まっていると思うのですが、

「今後こういった層も応募してほしい」というものはありますか？

今後も色々な方からどしどし応募いただきたいですが、

特にお子さんからの応募はすごく少ないですね。

もちろん選ばれる可能性はありますので

是非、チャレンジしてほしいです。

 

なるほど・・・。お子さんからですね。

 

これを見ているみんな！

応募条件をよく見てどしどし応募をしてね！

未発表のキャラクターじゃないとダメだからね！

 

――さて、そろそろ本題について聞きたいのですが・・・

なんでしょう？

 

――りんご飴マンはもちろん選考に入っていますよね？

 

まぁ、外れていますね。

 

 

――なるほど、は・ず・れ・て・い・る、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――え”え”え”え”え”！？

どうしました？

 

 

――ど、どうして・・・？

応募条件を満たしていないからですが・・・。

 

――ぼくの、愛をこめたあのメールは・・・？

「悪ふざけフォルダ」からゴミ箱に移して、

さきほどゴミ箱を空にしました。

 

どうしました？顔が赤いようですが・・・。

――もともとです！

 

 

 

この私が・・・まさかの落選・・・？

 

偉い人への挨拶の言葉とか「なみすけ」とのコラボグッズとか

 

地元の子供たちとの交流とか、いっぱい妄想していたのに・・・。

 

LINEスタンプになる夢とか100回は見たのに・・・。

 

 

 

やってられっかぁぁぁあああ！！

 

そーですかそーですか！！

そういうことでしたら、こちらにも考えがあります！

 あとで後悔しても知りませんよ！

 

 

ん”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！

（CV：藤原竜也）

 

 

見事落選の烙印を押されてしまったりんご飴マン。

彼の言う「考え」とは？

ヤケクソの先に、未来はあるのか・・・乞うご期待！